アパートやマンションなどの賃貸物件にエレベーターを設置しているオーナー様のなかには、エレベーター点検の重要性を疑問に思っている方もいます。
エレベーターの安全性を確認する定期的な点検は、オーナーにとって義務といえる必要不可欠な業務です。
こちらではエレベーター点検の重要性や、契約種類と費用相場、そして業者選びのポイントをまとめます。
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賃貸物件でエレベーター保守点検の重要性とは
毎日多くの方が利用する設備なので、しっかりメンテナンスをしておかないと、知らないうちに部品の摩耗や破損が起きている可能性があります。
不具合が生じると、最悪のケースでは命に関わる事故につながる可能性もあり、管理責任者は賃貸オーナーにあるため定期的なエレベーター点検は重要です。
エレベーター点検には2種類あり、法的に決められている「定期検査」と必要に応じておこなう「保守点検」があります。
定期点検は半年から1年に1回実施する必要があり、年に1回は結果を報告しなくてはなりません。
保守点検は義務ではありませんが、法令基準でエレベーターの性能維持と安全保持を目的におこなうように定められています。
努力義務なので実施しなくても罰則はありませんが、万が一保守点検を怠ったせいで事故が起こった場合には、オーナーの管理責任が問われるためご注意ください。
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賃貸物件のエレベーター保守点検の契約種類と費用について
安心して点検が受けられる契約が「フルメンテナンス契約」で、月々4〜5万円ほどの費用がかかりますが、部品交換や修理が必要な場合に費用負担がありません。
ランニングコストを抑えたい方は「POG契約」があり、フルメンテナンス契約より安い金額ですが、修理が必要な場合には別途費用がかかります。
ただし、修理が必要となった場合には契約した業者ではなく、修理を担当してくれる安い業者を自分で探してもかまいません。
費用相場や契約の内容などを比較検討して、自分にあった契約方法を選択すると良いでしょう。
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賃貸物件のエレベーター保守点検業者の選び方について
エレベーターの会社にはメーカー系の会社と独立系の会社があり、独立系の会社のほうがメーカー系よりも費用相場が安い傾向です。
メーカー系とは、エレベーターを開発する会社の系列会社で、自社系列のエレベーターのみメンテナンスをおこないます。
独立系の会社はどこのメーカーにも属さずにメンテナンスをおこなっているので、基本的にはどこのメーカーのエレベーターでも対応可能です。
メーカー系の会社は自社製品のメンテナンスなので安心感がありますが、費用は高めのため、費用を抑えたい方は独立系が良いでしょう。
また、複数の賃貸物件を所有していて、それぞれの建物でエレベーターのメーカーが違うといった場合も、独立系であれば同じ会社で複数のエレベーターをメンテナンスできます。
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まとめ
エレベーターのついた賃貸物件において、エレベーター点検はオーナーにとって義務なので、積極的に実施しましょう。
契約の種類もいくつかあり、費用相場も違いがあるのでエレベーターの状態に応じて契約内容を検討してください。
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株式会社リノゲート メディア編集部
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