賃貸経営をおこなううえで避けたいのは、なかなか借り手が決まらずに長期間空室の状態が続いてしまうことではないでしょうか。
空室の存在は家賃収入に直接影響するため、借り手が決まらない要因を突き止め、改善していかなければなりません。
そこで今回は、賃貸物件が長期空室となってしまう原因を3つ挙げ、それぞれの対策について解説します。
長期空室の原因①家賃相場との乖離
物件の状態がほかの物件と比べて良いわけでもないのに関わらず、周辺の家賃相場より高い家賃が設定されていると長期空室の原因となります。
立地や間取り、築年数などの条件が似ていれば、家賃の安い物件が選ばれるのは当然のことです。
その対策として考えられるのは家賃の値下げですが、家賃収入の低下につながるため、値下げは空室対策の最終手段と考えておいたほうが良いでしょう。
この場合、効果的な対策としてフリーレントでの入居者募集が挙げられます。
フリーレントは引っ越しの初期費用の負担が減るうえに物件の価値も下がらず、貸し手と借り手の双方にメリットがある対策です。
長期空室の原因②物件の需要と供給が見合っていない
人口減少が著しいエリアにあったり、駅から離れていてバスを利用しなければならなかったりする物件は、どうしてもニーズが少なく長期空室になりがちです。
賃貸物件の需要が増えている地域もありますが、人口自体が減少しつつある現代において、長期空室は避けられない問題となっています。
とくに、築年数がある程度経った賃貸物件に入居者を呼び込むためには、物件独自の強みが必要です。
入居者特典を用意したり、近年流行しているDIYが可能な物件にしたりするなどの対策をおこなえば、需要の増加が見込めます。
駅から離れているのに駐輪場や駐車場がない場合も借り手にとって不便なので、近所に用意するべきです。
長期空室の原因③物件管理が行き届いていない
物件管理が行き届いていないと、内見に来てくれた入居希望者を逃す原因となってしまいます。
とくにエントランスなどの共有部分は内見者の目に最初に留まる場所であるため、掃除をきちんとおこない、きれいな状態を保たなければなりません。
また、長期空室となっていると、排水トラップに溜った古い水のにおいが鼻についたり、積もったほこりが目立ったりしてしまうこともあります。
不衛生な印象は入居希望者を遠ざけ空室状態が続く原因となるため、少なくとも2週間に1回は現地に赴いて物件管理をおこないましょう。
トイレ・お風呂・洗面所など水回りは水を流し、虫の死骸などがあれば片づけておくだけでも、長期空室を避けるための対策になります。
まとめ
賃貸物件の経営において、長期空室は家賃収入の減収に直結するやっかいな問題です。
空室にしないためには、その原因を究明し適切な対策をとる必要があります。
フリーレントにしたり何か強みを持たせたりなどの工夫や、こまめな物件管理が必要となるでしょう。
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