近年、住宅市場ではスマートハウスの人気が増えており、今後は賃貸物件にもその波が来ると予想されます。
IoT化が進んだ賃貸物件であれば、入居希望者が見つかりやすく、空室も出にくくなるでしょう。
そこで今回は、不動産投資を検討している方に向けて、スマート賃貸とはなにか、経営上のメリット・デメリットについて解説します。
経営する賃貸物件をIoT化！スマート賃貸とは？
スマート賃貸とは、IoTが導入された賃貸物件のことであり、インターネット回線を介して、スマートフォンによる家電の遠隔操作が可能です。
IoT化がもたらした高い安全性や利便性がスマート賃貸の魅力だといえるでしょう。
スマートロックやネットワークカメラなどがIoTを導入した設備の例です。
スマートロックは、スマートフォンを使った鍵の遠隔操作や外出先での施錠確認ができます。
ネットワークカメラを設置すれば、どこにいても自宅内をモニタリングできるため、防犯効果はもちろんのこと、ペットを飼っている方も様子を確認できて安心です。
スマート賃貸を経営するメリットとは？
経営する賃貸物件をIoT化するメリットとしては、空室対策になることが挙げられます。
現時点ではまだスマート賃貸の数は少なく、ほかの物件との差別化が可能であり、その珍しさからもたくさんの入居希望者を集められるでしょう。
入居者の定着率を上げることは、安定した賃貸経営の第一歩です。
また、賃貸物件をIoT化し、賃貸経営におけるさまざまな事務作業を自動化することで、管理にかかる費用を抑えられる可能性もあります。
そして、IoT化に必要な費用も、設備の選び方によっては安く済ませられ、コストパフォーマンスが高いことも利点といって良いでしょう。
スマート賃貸の経営上のデメリットとは？
スマート賃貸に対応している管理会社が少ないことが、経営上のデメリットとして挙げられます。
さらに、設備が故障した際には、迅速に対応しなければならないことも、難点の1つといって良いでしょう。
一般的に、賃貸物件でオーナーの資産となる設備を増やしてしまうと、その故障リスクが増えていきます。
入居者がわざと壊したのでもなければ、故障したときはオーナーが責任をもって修繕や交換をおこなわなけばなりません。
IoT化された設備は、常時インターネットにつながっている必要があり、セキュリティ対策をおこなうこともスマート賃貸の経営者に与えられた仕事です。
とくに監視カメラなどはサイバー攻撃の標的となる可能性が示唆されており、注意したほうが良いでしょう。
まとめ
IoT化され、スマートフォンによる家電の遠隔操作を可能にした賃貸物件を「スマート賃貸」と呼びます。
近年そういった物件を好む方が増えており、オーナーにとって空室対策になることがメリットです。
しかし、設備が故障したときやセキュリティに対する対応もオーナーの仕事であることが難点です。
私たち株式会社リノゲートは、広島市を中心にさまざまな不動産情報を多数取り扱っております。
お客様のご希望に合う住まい探しをサポートいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓
